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NHK

超体験!NHK杯フィギュア|立体音響で没入体験

Expertise

企画コンセプト提案 / コンテンツ体験設計 / サウンドプロデュース / 立体音響MIX

Outline

新宿住友ホールで開催された「超体験NHKフェス」。
NHKの番組をテーマにしたブースやコーナーで様々な体験ができるイベントで、フィギュアスケートの体験コンテンツの企画・音響制作に携わりました。

スケートリンクに埋められたマイクが記録していた「選手の滑走音」に着目し、今まで感じたことのないフィギアスケートの没入体験をデザイン。立体音響技術を活かした企画 / サウンドプロデュース・サウンドエンジニアリングを手がけました。

Process 1. 企画のテーマからアイディアを発掘する

“超体験フェス”では、放送・デジタル・リアル三位一体となった公共メディアの新たな取組みとして、最新の技術・演出方法によりテレビ(デジタル)の未来を考えるというテーマがありました。

その中でフィギュアスケートの体験ブースを担当したLadaは、普段テレビを通して鑑賞している選手の演技を、全く違う体感で来場者に提供することはできないか考え、普段あまり聞くことのできない、選手の滑走音に着目することにしました。

Process 2. NHKのアーカイブ音源に着目

NHKが所蔵するNHK杯フィギアの様々な映像、会場に配置された100を超えるマイクから録音した大会中の音響データに着目、その中で、氷の下に埋め込まれていたマイクで収音した、臨場感溢れる滑走音を使用することにしました。

宇野昌磨選手の演技中の滑走音を各マイクで収音しているデータ入手し、
LADERの得意とする立体音響技術(360 Reality Audio)を用い、ヘッドフォンで体験することのできる360°サウンドに再構築。

スタンドから降り注ぐ拍手と歓声、スケートリンクに埋め込まれた無数のマイクから録音された氷の削れる音…。あたかも自分がスケートリンクの中央に立ち、その周りを宇野昌磨選手が縦横無尽に滑走しているかのような臨場感が味わえる「音による超体験」コンテンツが実現しました。

Process 3. 360 Reality Audio - 山麓丸

360 Reality Audioは、オブジェクトベースのソニーの360立体音響技術を使った新しい音楽体験です。ボーカルやコーラス、楽器などの音源一つひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置。アーティストの生演奏に囲まれているかのような、没入感のある立体的な音場を体感できます。

Ladaでは、「360 Reality Audio」対応音源のミックス、レコーディングを多く手掛ける山麓丸と連携し、体験型コンテンツ、立体音響によるライブ映像配信など、音楽レーベル、クリエイター、クライアントの皆様とのコラボレーションに積極的に取り組んでおります。